SONYカセットデッキ最後のハイエンドモデルTC-KA7ESの出品です。 本品は、１９９６年ごろ、秋葉原の専門店で新品を購入したものです。当時、録再は３８－２トラのオープンリールデッキを常用、本品はオープンリールからのダビングに使用するのが主だったため使用頻度はあまり多くありませんでした。２０００年代に入ってだんだんテープ系を使わなくなり、２００７年か８年ごろシステム構成の大幅変更により取り外し、以降使用せぬまま保管してきた品です。取り外し時点では録再等動作に全く問題なく、また使っていた間不具合や故障はありませんでした。 出品するにあたり長期間保管によるゴム系パーツなど劣化を考慮し、カセットデッキ・ＤＡＴデッキ修理で実績のある専門店にオーバーホール整備を依頼し、このほど完了しました。実施された整備内容は以下の通りです。 ・ピンチローラー交換 ・キャプスタンモーター分解整備 ・モーター基板上電解コンデンサー交換 ・キャプスタンモーターベルト交換 ・フロントメカ駆動部クリーニング、プーリーベルト交換 ・ロータリーエンコーダー分解整備、接点研磨、専用グリース処置 ・オートセレクタスイッチ接点研磨 ・テープ走行速度点検(規定範囲) ・ヘッドアジマス調整 ・キャリブレーション動作チェック・録再バランス調整 ・各ポジションでの録音・再生チェック 上記ＯＨ実施後、MYTEK Libertyの出力をノーマル・メタル2種のテープで録音、再生出力をSTAX SRM-727A-SR-007Aで確認するテストを実施。音源としてDSD12.3M、PCM192Kの各種ジャンルの音楽を使用、両ポジションとも正常に録音・再生され、ハイレゾ音源とも相まって、往事のフラグシップ機の実力・底力をまざまざと感じさせる音質でした。ハイエンドカセットってこんなにいい音がするのか、アナログっていいなという想いを新たにしました。 本品は、大切に使用・保管してきましたので外観も写真のとおり目立つ傷や汚れもなく大変きれいな品です。 これからも長く愛用して下さる方にお譲りしたいと思います。 お届けするのは、TC-KA7ESと取扱説明書でリモコンはありません。 元箱はありませんが、丁寧に梱包し安全にお手元にお届けします。 #SONY #カセットデッキ #フラグシップカセットデッキ #TCKA7ES